北大で安藤忠雄氏の公演があったから行ってきた
研究室に配属されたのだが、しばらくやることがない
というわけで、北大で安藤忠雄氏の公演・「生きる力」が行われたので、いそいそと見に行ってきた
安藤忠雄氏は現在北海道で、滝野霊園での大仏の案件や、北菓楼の新店舗に携わっているそう
今回は大学での公演だったので、学生向けの内容だった
安藤氏自身についてと、学生に向けたメッセージがメインといった感じ
400人収容のホールに600人が来たわけで、学生の我々は前の方の床に座って聴いていた
公演の内容は、以下
- 自分は大阪出身であり、その大阪に誇りを持っている
- 30歳になるまでに、将来に向けての下地のようなものを作るべき・よく学びよく遊ぶこと
- 面白いものを常に探し続ける。安藤氏は学校の成績等は良かったわけではないが、子供の頃や若い頃はよく遊びよく考え面白いものを探し続けていたそう
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人間には個性があり、それが大事なのである
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北海道には厳しい気候や広々とした大地といった個性があり、そういった個性を活用していくべき(実際、安藤氏は北海道において北海道でしか出来ない景観を実現させていた)
- また、そのような特別な個性を持った北海道で学ぶ我々北大生はその個性を活かすべき(東京や大阪とは違う厳しい気候で鍛えられたり、広大な大地や特殊な景観を目にしてきているから)
- 若さが大事であり、若さを常に持っていくべき
- 自分はそういう意味で100歳まで若さを持って生きようと思う
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何をどうして行きたいのかといったVISIONを持ちWORK(仕事)を行おう
- 東大を始めとする大学では、知識を持った優秀な人は多いが、勇気や想像力を持った人はあまりいない
- 仮に東大や北大へと入ったとしても、卒業したその先は自分で作ることになる
- 現状の偏差値教育はあまりよろしくない
- 人生というのは、周りからも影響をうけるものであり、自分はその建築と社会に興味を持った(大木を残した事例から)
- 好きなものを徹底的に勉強するような持続力を持つべき
- 時には人の力を借りる(狭山池における桜の資金の収集の事例より)
- 日本人は完成し過ぎであり、完成してしまったら面白くないわけで、未完であることが大事である・安藤氏自身も未完で在り続けるようだ
特に重要視していた点は赤くしておいた
概ねこんな感じのことを話されていた
全体的なノリとしては、大阪の面白いおじさんって感じだったし(いやこう書いちゃ失礼かww)、笑いながら話を聞けた
というか話がうまい
こういう点も含めて今の安藤氏があるのだと思った
なんていうか、この安藤氏みたく面白い生き方が出来たらいいよね、理想的だわ
ちなみに、本を買ったらサインをくれた
さすがに上の方には本名が書いてあるので勘弁してね